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八島 (能)[やしま]
能楽における『八島』(やしま)は、「平家物語」に取材した作品。成立は室町時代。作者は世阿弥。複式夢幻能、修羅能の名作といわれる。作品名は世阿弥の「申楽談義」にみえ、『糺河原勧進猿楽記』に寛正5年(1464年)上演の記録があるなど、古くから頻繁に上演されてきた。「平家物語」の巻十一「弓流し」などから取材され、屋島の戦いにおける義経主従の活躍と修羅道におちた武将の苦しみが流麗な文体で描かれている。 ==作品構成 == 作品は典型的な複式夢幻能の形式をとり、旅の僧が漁師にであう前段、漁師がきえた後、僧がその不思議を土地の住人にたずねる間狂言部分、主人公義経が生前の姿であらわれる後段の三部構成をとる。 (注:以下弱い強調<通常は斜体で表示される>でしめした部分は、謡曲本文の引用である。なお引用にあたってはおもに参考文献にあげた『謡曲大観』を参照しているが、漢字変換、句読点のうちかた等は、執筆者独自のものである。また現代語訳は執筆者が行った)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「八島 (能)」の詳細全文を読む
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